Campus
Fuqua School of Businessは広大なDuke Universityにおいて、West Campusの現在の位置に1983年に移動しました。Fuquaの東棟 (Keller East) と西棟 (Keller West) は、1974年から96年までDeanを務められたThomas F Keller氏に敬意を表してKeller Centerと命名されました。東棟には、MBAプログラム用の6の階段教室、6つの小教室、約30のチーム学習用小ルーム、大講堂 (Geneeen Auditorium)等があります。西棟内には、教授やスタッフのオフィスや、ITサポート等が入っています。
東棟と西棟の間には、2001年にオープンしたFox Student Centerがあります。ここでは総ガラス張りの巨大な空間の中で、ダーラムの美しい森林風景を堪能しながら様々な料理をカフェテリア形式で味わうことができます。授業の合間の休憩時間には多くの学生がコーヒーに列をなしますし、Lunch Timeには多くの学生が友人との食事を楽しんでいます。また無線LAN網が構内中に張り巡らされているため、Fox Centerのテーブルや屋外のPatioで学生たちがチームミーティングを行う姿もよく目にします。センター内には、Entrepreneurship拠点であるBullpen、3つの教室とスタッフ用のオフィス、Ph.D.プログラムの学生用の勉強室、学生の更衣室やシャワールームもあります。
そして、2008年8月には、Fuquaの玄関口として、Breeden Hallがオープンしました。前学部長のDouglas Breeden氏の名に因んだこの5階建てのホールには、3つの階段教室、2つの小講堂、チーム学習用小ルーム、また図書館があります。なお、図書館は基本的にFuqua生専用となっており、自然光が入る明るい空間で勉強や読書に集中できます。PCやプリンタ、本の貸し出しも電子書籍や端末を貸してくれる場合もあり、必要なものは全て揃っています。また、Admission Officeも移転しており、FuquaをVisitされる受験生の方々にとっても、重要な玄関口となっております。
Environment
Fuquaを含むDuke Universityは、米国東海岸南部のNorth Carolina州Durhamという町にあります。
Durhamの気候は、四季が比較的ハッキリしているという点で日本の本州に似ていますが、梅雨はなく、日本に比べると風もあまりないため、一年を通して天気が良い日が多く、その豊かな自然環境のもと、ほぼ一年中アウトドアやスポーツ活動を楽しむことができます。また、Durhamは、東西に長いNorth Carolina州のちょうど真ん中に位置しており、夏は、州の東側にある大西洋岸のビーチに行ったり、春・秋は、西側にあるAppalachian Mountainsでハイキングや紅葉を楽しんだりすることができます。
Durhamの人口は約20万人で、隣町のChapel Hillと州都Raleighと共に、アメリカ内の都市の生活の質を評価するランキングでは、常に上位を占めています。また、その3つの町に囲まれる地域をResearch Triangle Park (RTP) と呼び、州の積極的な誘致活動の下、IBMやCisco Systemといった世界的なテック企業やヘルスケアや製薬会社の大規模な研究所が多く設立され、Duke Universityを含めた周辺の大学との産学協同地帯となっています。その関係から、生活圏内に大きなショッピングセンターがいくつもあり、大型スーパーから生鮮食料品店まで、ほぼ何でも揃っているため、生活面で苦労することはほとんどありません。また、レストランも、ファミリーレストランから、インド、中華、イタリアン、ブラジルなどなど、多種多様な選択肢があり、もちろん、数は少ないですが、日本食のレストランや日本の食料品を扱うようなアジアンスーパーマーケットもあります。
Durham市内から最寄の空港(RDU: Raleigh-Durham International Airport)までは、車で20分ほど。飛行機を使うと、ニューヨークまでは1時間、シカゴまでは2時間半、ワシントンD.C. まで車で4時間ほどという距離ですので、旅行でこれらの大都市を訪れる事も比較的容易にできます。