Experiential Learning

FCCP (Fuqua Client Consulting Practicum)

学生5-6人でプロジェクトチームを組成し、実際の企業が抱える実際の経営課題に対してコンサルティング活動を行う名物授業。クライアントは地場の病院から多国籍大企業、海外のNPOまで幅広く揃っており、必ず興味のあるクライアントが見つかるはずです。2019年では、CASE (Social Impact)、EDGE (Energy & Environment)、HSM (Health Care)、Strategyの4分野の計50社近くのプロジェクトが募集されました。

各チームには原則最低1名はコンサルティングのバックグラウンドを持つ学生が配置されると共に、メンターとして経験のある2年生が付きますので、コンサルティングの経験自体はないけれどもコンサルティングに興味がある、という学生にとって格好の学びの機会になっています。また、特にキャリアチェンジを目指す学生にとっては、希望のsectorの企業と直に仕事ができ、就職活動でもアピールする機会を得ることができます。

プログラムの実施時期はSpring 1~Spring 2の2ターム(合計12週間程度)となっており、海外クライアントの場合にはSpring1とSpring2の間のSpring breakを活用して現地に飛ぶというチームも多いです。通常クライアントとの間では週1回、又は隔週のcheck-in meetingが設けられ、教授との間でも毎週follow upが行われます。

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FCCP体験記 – Social Entrepreneurship関連のコンサルプロジェクトを通したアフリカ訪問

FCCP(海外プロジェクト)について

CASE i3 (initiative on impact investment)

“Impact Investment”とは、利潤という意味でのリターンの追求のみならず、社会に対してポジティブな影響(環境、温暖化対策 等)を与えるという意味での“社会的なリターン”も追及する投資を意味します。Fuquaは、Top Business Schoolの中でもImpact Investmentに強い学校として知られています。CASE i3プロジェクトは、FCCPと同様、 Impact Investmentを事業として行う投資会社等に対し、経営相談・アドバイスを学生同士のチームで提供するExperiential Learningのプログラムです。プログラムの実施時期は、FCCPと同じくSpring 1~Spring 2の2ターム(合計12週間程度)となっています。

GATE (Global Academic Travel Experience)

GATEは、主に新興国への訪問と1タームかけた同国情勢の学習を通じ、ビジネス展開の前提となる社会全体への理解を得ることを目的としています。渡航先は年により多少異なりますが、南米(ブラジル、チリ、アルゼンチン、キューバ、パナマ等)・南アフリカ・中国がほぼ毎年開講されています。

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GATE Cuba/Panama 体験記 (4/4) – 旅程その3&まとめ- 中南米のシンガポールを目指す国、パナマ

GATE Cuba/Panama 体験記 (3/4) – 旅程その2- 時が止まった国・キューバ

GATE Cuba/Panama 体験記 (2/4) – 授業と旅程その1-ワシントンD.C.

GATE Cuba/Panama 体験記 (1/4) – GATEの価値とは?

GATE South Africaの体験談

GATE (Global Academic Travel Experience) – Brazilについて Part 2

GATE (Global Academic Travel Experience) – Brazilについて Part 1

GATE 南米(ブラジル編)

GATE 南米(チリ編)

Mentored Study

担当のクライアント(メンター)の元で夏季であれば最低4週間、通常タームであれば12週間 (Fall1~Fall2又はSpring 1~Spring 2)インターンを行うプログラム。大きく以下の2点がFCCPと異なります。
・チームではなく個人でクライアントと働く
・クライアントは地場の企業が好まれるが、基本的に自由に選択可能(大学が募集して集めたプロジェクトリストから選ぶ方式と、自ら企業にアプローチしプロジェクトを自ら作る方式の二つがあります)。前者の場合であっても、実際にメンターと面接を行い、採用されるかどうかが決まります。

大学が募集したプロジェクトリストにはスタートアップからPE/VC、名の知れた大企業まで様々な企業がリストアップされています。企業側も必ず学生を採用しなくてはいけないわけではないため、選考過程は企業によってはselectiveとなります(複数の学生が同じ会社に応募することもあります)。その分、勤務期間中にクライアントに評価された学生はそのままインターンの獲得につながるケースもあるようです。

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Fuquaで参加できる実務経験について その3 (Mentored Study in Entrepreneurship)

Fuqua on Board

地場のnonprofitsの会社に対して、議決権を持たない取締役として参加することができるプログラムです。通常2人1組のペアが1つの会社に割り当てられます。取締役会への参加だけでなく、通常は戦略構築やコーポレートガバナンスの向上等のプロジェクトにも取り込むこととなります。学生は単位をもらうことができないため、volunteerのような位置づけではありますが、学校側がトレーニングプログラムを提供すると同時に、取締役としての貴重な経験を得られるということから非常に人気のプログラムであり、選考は非常にselectiveと言われています。

Nonprofitsから通常1人メンターが付くと同時に、過去FoBを経験した2年生がコーチとして付きます。Nonprofitsの取締役会での熱心な議論やFuquaのコミュニティを超えた世界での経験を通じて、2年間で最も印象に残るプログラムだったと評価する学生が少なくありません。