Recruiting

社費の方・私費の方に関わらず、MBAはキャリアを大きく変える可能性を秘めており、RecruitingはMBA生活において重要な割合を占めています。その為、MBAスクールのキャリアサポート体制はMBAの評判を左右する重要な要素であり、FuquaではCareer Management Center(CMC)を中心として充実したキャリアサポート体制が敷かれています。

Recruiting Process

FuquaのAcademic calendarとRecruiting processは一般的に次のようなスケジュールで進んできます(業界により若干異なります)。特に1年目の前半はコア科目の授業に加え、企業説明会・ネットワーキング・面接とプロセスが集中するため、多くの学生にとっては2年間において最も負荷の大きい期間となります。

(タイムライン – 米国での就職)

(タイムライン – 日本での就職) 

米国での就職におけるOn Campus, Off Campus Recruiting

On campusとは、学校に来てくれる企業を対象とした就活のことで、Off campusとはそれ以外の企業向けの就活を指します。ネットワーキングが重要視される米国での就活において、この違いは非常に大きいものがあります。On campusではアラムナイやリクルーターが来校し、説明会やCoffee Chat、Interviewが開催されます。そのような企業にはアラムナイも数十人近くいることが多く、ネットワーキングが容易であり、また、アラムナイからのリファーラル(アンオフィシャルな推薦)にもつながるため、On campus recruitingは多くの学生にとって主戦場となります。大手コンサルティング会社やアップル・グーグル・アマゾン等の大手テック企業をはじめとし、所謂大企業がオンキャンパスリクルーティングを行う主な企業となります。Fuquaの卒業生のPerformanceに対する評判と、CMCを中心としたFuquaのサポートによって、Durhamという地方都市にいながら、主要な企業への就職活動を行うことが可能です。

他方、Off campus recruitingの場合、ネットワーキングを自ら行う必要がありますが、Fuquaの卒業生、及びDuke大学全学の卒業生をどの業界でも見つけることができ、米国において非常に高いレピュテーションを持つDukeの強みがここでも活きることとなります。

 

Fuquaにおける就活のサポート体制

(1) Career Management Center (CMC)

主要な業界ごとに担当のアドバイザーがおり、レジュメの添削からインタビュー練習まで様々なサポートを提供しています。Fuquaではコンサルティング・ファイナンス・テックという鉄板の業界に加えて、ヘルスケア、ジェネラルマネジメント、エネルギー、ソーシャルインパクト・サステナビリティと、Fuquaの強みに沿ったアドバイザーが置かれており、手厚いサポートを受けることが可能です。

 

(2) プロフェッショナルクラブ

コンサルティングクラブやヘルスケアクラブといった業界ごとの学生クラブでも、インターンも経験して多くの情報を得た2年生が中心となり、多くのサポートを提供しています。例えばヘルスケアクラブではライフラインセッションという業界の勉強会に加えて、12月に丸1日を費やして行うインタビュースーパーデイというイベントがあり、1日に4-5人の2年生とインタビュー練習を行い、1月の本番に向けたブラッシュアップを行うことができます。

 

(3) アラムナイ

アラムナイの協力は、特に米国でのRecruitingにおいて重要な要素となります。アラムナイから得られる企業・ポジションの情報や様々なアドバイス、更には前述のリファーラルの獲得は、他の応募者と差別化する大きな要因です。Fuquaのアラムナイは一般的に非常にレスポンス率が高く協力的であり、アラムナイも含めたTeam Fuquaのコミュニティは非常に重要なリソースの一つです。なお、日本での就活においてもこのアラムナイのサポートがとても重要であり、Fuquaでも企業研究や面接練習に時間を割いてくれるアラムナイが多いのが強みです。詳細が気になる方はぜひ在学生までお問い合わせください。

 

近年のFuqua Japan内定実績

日本

  • Amazon.co.jp
  • A.T. Kearney
  • Bain & Company
  • Barclays Capital
  • BlackRock
  • Bloomberg L.P.
  • Boston Consulting Group (BCG)
  • Citigroup
  • Deloitte
  • Draper Nexus
  • Dream Incubator
  • Eli Lilly
  • Goldman Sachs
  • Google
  • IGPI (経営共創基盤)
  • Johnson & Johnson
  • J.P. Morgan
  • McKinsey & Company
  • Microsoft
  • Morgan Stanley
  • Roland Berger
  • SMBC Nikko Securities (SMBC日興証券)
  • Strategy& PwC (元Booz & Company)

アメリカ

  • Adobe
  • American Airlines
  • Amgen
  • Apple
  • Cardinal Health
  • DuPont
  • Eli Lilly
  • ExxonMobil
  • IBM
  • Nissan USA
  • Tata Consultancy Services (TCS)
  • Wipro
  • ZS Associates
  • その他(起業やシリコンバレーのベンチャーへの参画、など)

 

多くの学生にとって、ビジネススクール進学の目的はキャリアアップやキャリアチェンジです。大学側もそれを認識しており、入学直後の9月ごろからは、(ほとんどが米国内企業ですが)企業説明会やオンキャンパスインタビューの場を提供するなど、就職については多大な労力と費用をかけています。

就職活動は、サマーインターンシップ向けとフルタイム(大学卒業後の就職)向けに分けられます。日本、米国ともほとんどの企業が、サマーインターンシップでの働きぶりにもとづいて、フルタイムポジションのオファーを出します。

Fuquaは、多様なバックグラウンドとキャリア志向の学生がいるためか、MBA卒業後進路の王道とも言われる、コンサルティングや投資銀行に偏ることなく、学生の進路はバライエティに富んでいます。ただ、日本での就職については、MBAを採用する企業が(特にインターンシップについては)限られており、米国での就職ほどの選択肢が存在しないのが現状です。また、米国においても、留学生を採用する企業は必ずしも多くはなく、留学生にとってオファー獲得は決して簡単なものではありません。

それでも、米国、日本、世界中で活躍する諸先輩方と大学側の絶え間ない努力のおかげで、Fuquaはトップ校としての評価は米国内外で非常に高く、多くの日本人学生がそのバリューを実感し、また魅力的な就職先を獲得しています。