Class of 2018 – Case2

留学形態:社費
勤務先:日系損害保険会社
職歴:5年
職種:営業/人事
大学名:東京大学
大学時代専攻:経済学部経済学科
GPA:2.98
TOEFL:109(R27 / L30 / S26 / W26)
GMAT:720(V36 / Q51 / IR7 / AWA5.0)
海外経験:韓国4年、カナダ1ヶ月

Why MBA?

1. 国際標準の経営知識習得
小学生の時に父の海外勤務(韓国)に帯同した経験も影響し、入社時からいずれは海外市場に関わる仕事がしたいと希望していました。その後、国内リテール営業を行う中で、縮小する国内市場と海外M&Aに活路を見出す自社経営を目の当たりにし、海外展開している日本企業の経営を担うためには対国内の経営だけでなく、国際標準の経営手法を学ぶ必要があることを強く意識しました。現場を離れるリスクも考えたものの、MBAについて書籍や伝聞で理解を深めるにつれて、世界に通用する経営知識を腰を据えて習得するMBA留学は仕事では得られない最高の経験だと思い、目指すことを決意しました。

2. 英語での対人スキル習得
上述のように海外に関わって働きたいと希望していましたが、大学時代の1ヶ月の短期語学留学でしか英語環境下で生活をしたことが無かったため、英語にはコンプレックスがありました。「世界中の経営層やマネージャーと英語を使って笑いながら仕事や日常会話ができる日本企業経営者」という将来像を叶えるために、英語での対人スキルについても腰を据えて勉強したいと思い、MBA留学を志望しました。

Why Fuqua?

1. エッセイに書いたWhy
・”Team Fuqua“というカルチャー
キャンパス訪問をした際、日本人在校生だけでなくその同級生(非日本人)までが受験アドバイスや、学校案内をしてくれました。話している中で、オープンで協調的なカルチャーを実感し、まるで自分が既にFuquaの一員であるような不思議な感覚を経験しました。

・豊富な実地学習の機会
GATE、FCCPをはじめ、実地学習プログラムが豊富です。机上で学ぶことより経験から学ぶ方が好きなので、授業の学びを試すことができる機会は重要なポイントでした。

・Social Businessに関する豊富な学習機会
「利益と社会貢献を両立するビジネス」について学ぶことが目的の1つにあったため、CASE(Social Entrepreneurshipについて学習機会を提供する機関)を有するFuquaは魅力的でした。
 
2. エッセイに書かなかったWhy
・気候が良く自然豊かな田舎にあること
家族帯同での留学なので、学校選択の際は住環境も重視していました。Fuquaは素晴らしい青空、豊かな自然、温暖な気候に囲まれた町にあり、Duke大学の広大なキャンパス内にあります。ゴルフコース、トレッキングコース等も大学が保有しており、東京では味わえない環境で家族生活を送りたかったため、志望しておりました。

・文武両道の校風
DukeのバスケットボールはCoach Kという全米の監督が率いており、非常に強豪です。Fuquaの学生も、キャンプアウトという試合のチケットがかかった2泊3日のイベントで家族含めて皆で盛り上がるほど熱心なファンであり、勉強だけでなくスポーツにも一生懸命な校風を感じました。文武両道は自身の昔からの価値観でもあったため、校風との相性を感じました。

・日本人在校生、卒業生の方々の雰囲気
Fuquaが自身に一番合っている学校だと感じていた何よりの理由は、日本人在校生や卒業生の雰囲気でした。夏に開催された日本でのInformation Sessionで、真っ先に他校とは違う雰囲気を感じました。感覚的なものですが、自然体で人間味がある温かい雰囲気を卒業生から感じ、興味を持ちました。温かいのは日本人だけ、イベントだけ、という可能性もありましたが、その後のキャンパス訪問で最初の感覚が間違っていないことを確信しました。

3. 出願後に感じたこと
アドミッションや面接官の方、面接会場でのレセプションパーティー、入学が決まった同期日本人、卒業生に企画頂いた壮行会BBQ・・・Fuquaに関わる様々な場で沢山の方とお話し、出願前に感じていた相性は間違っていなかったと改めて実感しております。これから、サマースクールやPre-MBAプログラムが始まり、日本人以外のクラスメイトとチームワークに取り組むのが楽しみで待ち遠しい思いです。

受験プロセス

2014年 8月 MBA留学を決意し社内選考に応募。
2014年12月 社内選考通過。TOEFL受験勉強開始。
2015年 2月 初回TOEFL受験(91点)。
2015年 5月 E4TG通学開始。第2、3回TOEFL受験(95点、99点)。
2015年 6月 第4回TOEFL受験(102点)。L, S強化に重点を置いて学習継続。GMAT学習を本格的に開始。
2015年 7月 第5回TOEFL受験(109点)。GMAT学習を継続。
2015年 8月 Meisterのお盆休み一週間集中コースに通い、GMATの総仕上げ。
2015年 9月 初回GMAT受験(720点)。
2015年10月 2週間キャンパス訪問をし、各校の雰囲気の違いを実感。最終志望校決定。
2015年11月 出願エッセイ執筆開始。
2015年12月 2nd RoundでFuquaを含む7校出願。
2015年 2月 面接実施。Fuquaは非常にリラックスした会話調の面接でした。
2015年 3月 Fuqua合格受領。

 

受験プロセス

TOEFL

苦手な科目から逃げないことをお勧めします。私は当初Listeningが苦手で、そのために他も足を引っ張っていました。勉強時間のウェイトを苦手種目に集中させたことで、目標スコア取得につながりました。

GMAT

独特の試験なので、予備校で自分に合う解き方を見つけてひたすら訓練するのが近道だと思います。各科目のタイムマネジメント、試験全体のエネルギーマネジメント(Verbal開始時にどれだけの集中力を残せるか)が重要なので、自宅PCで本番同様のスケジュールでシミュレーションを繰り返してみることをお勧めします。

エッセイ

“Why Fuqua”
キャンパス訪問が可能であれば、ぜひFuquaにお越し下さい。エッセイに具体的なストーリーが入ることで、ストーリーがより鮮明になりますし、現地で感じるものは入学後の学校生活と大方一致しているかと思います。当時の日本人在校生のアドバイスもあり、上述のとおり、私はキャンパス訪問時のエピソードをふんだんに盛り込みました。想いがこもった具体的なエッセイになったと思っております。

“25 Random things”
「自分にまつわる25の事柄を書く」、という一風変わったエッセイで、全出願校の中で最も書くのが楽しかったエッセイです。Fuquaらしさが表れているエッセイとも言えると思います。私の場合は、家族、上司、趣味、特技、スポーツ、夢、等ある程度のカテゴリーに分類して順序をつけながらも、書きたいことを自由に書きました。日本人同期入学者とも互いの25 Random thingsを交換して盛り上がっています!
 

インタビュー

Round 2の面接は2月に東京で行われました。待合室にはアドミッションの方や他の卒業生と会話できるように軽食等が用意されており、和やかな雰囲気の中で自分の面接を待っていました。日本人卒業生との1対1の面接では、会話調のリラックスした雰囲気で質問をして頂きました。質問と回答を繰り返す単調な面接ではなく、私の考えをよく聞いて頂きそれに応じた質問をして下さったので、暗記してきた回答ではなく自分の言葉で正直な想いを伝えることができたと感じました。その後はレセプションパーティーや、日本人在校生とのSkype質疑応答等の時間が用意されており、Fuquaの雰囲気を更に深く知ることができました。結果的に、面接に行ったことでより志望度が高まりました。

最後に

現在、ダーラムへの引越しを約10日後に控え、ビジネススクールでどんな学びや出会いがあるのか日々期待に胸を膨らませております。貴重な2年間で、思う存分勉強し、遊び、大きく成長したいという野心に燃えています。MBA受験は情報が限られている中、スコアメイク・エッセイ・面接といった多くのプロセスがあることから大変なことだと思います。私は幸運にも家族や会社の方々、各校の在校生や卒業生の皆さまに助けて頂き、最終的に進学したい学校に合格することができました。これから受験を目指す皆さまにも同じように協力させて頂きたいと思っておりますので、キャンパス訪問やその他イベント等でどんなことでもご質問頂ければと思っております。キャンパスでお会いできるのを楽しみにしております!

以上