Class of 2017 – Case4

留学形態:私費
前職:外資系製薬会社
大学時代専攻:経済学部経営学科
職歴:8年
職種:営業/マーケティング/プロジェクトマネジメント
海外経験:1か月以内の旅行や出張程度

Why MBA?

1.    英語の環境でチーム・組織をリードする能力を身に付ける。

2.    Finance/Accountingなどのハードスキルを身に付け、Business managementについて体系的に学ぶ。

3.    多様な価値観/人に触れ、新しい考え方・視点を獲得する。

Why Fuqua?

1.    Teamwork focus
FuquaはTeamworkを通じた学びを重視しており、ほぼ全ての授業でTeam単位のAssignmentが課されています。グローバルな環境下でのLeadershipを身に付けたいと考えている自分にとって、Fuquaは理想的な学習環境だと考えました。

2.    Health Sector Management Course
私はHealthcare businessに興味があるため、FuquaのHealth Sector Management(HSM)と呼ばれるコースに非常に魅力を感じました。HSM bootcampと呼ばれる1週間に渡ってHealthcareについて学ぶプログラムや、ワシントンDCへの訪問プログラムなど、その内容は多岐に渡ります。

3.    過ごしやすい生活環境
ノースカロライナは気候も温暖で、自然も多く、毎日快適に過ごすことができます。特にDuke大学近辺は森に囲まれており、とても静かな環境で学習することができます。他スクールのある都市に比べて生活費が安いのもポイントでした。

受験プロセス

2012年 秋 TOEFL/GMAT勉強開始
2014年1月 GMAT 720点取得
2014年5月TOEFL 108点取得
2014年 夏 Essay / Interview準備
2014年9月 Duke出願 (Early action round)
2014年10月 Duke Interview、合格

TOEFL/GMAT/Essayの指導は兵庫県にある濱口塾を利用しました。私が住んでいた関西ではMBA受験生も少なく、MBAホルダーの多くは東京で働いているので、情報収集が難しいという現状があります。そのため濱口塾で得られる受験生/卒業生ネットワークは非常に貴重なので、関西在住の方にとって濱口塾はお勧めです。このつながりは就職活動においても役立っています。
また、私は私費なので焦って応募せずに、目標スコアを取ってからEssay準備と出願に取り掛かろうと決めていました。実際、受験直前の夏はEssay作成だけに時間を使うことができたため、仕事にも悪影響を及ぼすことなく、効率的に受験プロセスを進めることができました。

受験対策

TOEFL

スコア…108 (R:30/L:26/S:24/W:28)

TOEFLは合計で10回受験し、一番時間がかかりました。点数向上に近道はなく、地道に英語力向上に取り組んでいくしか方法はないと思いますが、この勉強を通して英語力が非常に鍛えられたのは確かです。TOEFL勉強開始前と比べ、目標点数取得後では、自分のリスニング力は明らかに向上していました。
仕事においても、英語力を伸ばすために仕事においても積極的に海外案件に関わったり、社内の欧米人とランチに行ったり、英語を使う頻度を意識的に増やすようにしました。
非帰国子女にとっては、英語力向上はMBA受験期間に関わらず、一生取り組んでいかないといけない課題なので、前向きに捉えて頑張りましょう!

GMAT

スコア…720(V:38/Q:49/AWA:4.5/IR:8)

GMATは過去問と、濱口塾のテキスト/授業の音声データを繰り返して勉強しました。GMATは合計で4回受験し、640⇒680⇒640⇒720という推移でした。GMATはTOEFLと違ってテクニカルな面もある試験なので、予備校に通うことを全力でお勧めします。
私が通っていた濱口塾の濱口先生は定期的にGMATを自ら受験しており(毎回750点以上)、情報を沢山持っている上に、メールやスカイプでいつでも質問対応してくれるので、非常に助けられました。

エッセイ

私はまず初めに日本語で内容を考えたり、カウンセラーと議論した方が内容を深く突き詰められると思い、エッセイの骨子を日本語で作成してから、英語の文章に修正していきました。内容は本当に何回も何回も修正したので、私にとってはまず日本語から始めるやり方は正解でした。
また、実際に志望しているスクールの在校生/卒業生に話を聞くことは、勉強と合わせてやっておくことをお勧めします。具体的な体験談を聞くことで、本当に自分にとってふさわしいスクールか知ることができます。エッセイにおける志望理由は他の受験生と似通ったものになりがちですが、在校生/卒業生から聞いた具体的なエピソードを盛り込むことで、説得力が増すと思います。
後は、他の受験生と差別化できているか?Dukeに入りたい気持ちが熱意を持って伝えられているか?を常に意識しながら作成していきました。

推薦状

推薦状は前の上司と現在の上司にお願いしました。私費の方はMBAを目指し始めた段階から、誰に推薦状をお願いするのか、もし断られた場合の代替案も含めて考えておく必要があると思います。また、推薦状は想像以上に設問が多岐に渡り、作成に時間がかかるので、早めにお願いしておくことをお勧めします。

インタビュー

私は濱口塾と提携している、関西在住のMatthew AldridgeのLessonを利用しました。彼は人格も素晴らしく、毎回幾つもの気づきを得られる、とても良いレッスンでした。レッスンを通して自分の英語表現力が向上していく実感も得られました。
インタビューは東京でAlumniの方に実施していただきました。これまでの経験と、それを踏まえたキャリアゴール、それを達成するためにDukeに入りたいという熱意をアピールしました。

最後に

渡米してから1か月半が経過し、この体験記を書いていますが、毎日が新しい出会いや学びに満ちています。これからの2年間で自分自身が大きく成長できるという確信があり、本当にDukeに来て良かったと思っています。
これを読んでいる方の多くは受験生だと思いますが、どんなに辛い思いをしても来る価値があると思います。MBAを目指そう、と思った時の初心を忘れずに、徹底的に準備すれば、必ず良い結果を得ることができると思います。在校生も最大限サポートしますので、いつでもご連絡ください。皆様にお会いできるのを心より楽しみにしています。