Class of 2021 – Case 2

留学形態:私費
勤務先:監査法人系コンサルティングファーム
職歴:3年
職種:コンサルタント
大学名:ロンドン大学大学院
大学時代専攻:公衆衛生
GPA:3.1(大学・大学院合計)
TOEFL:Total 107 (R28 / L30 / S22 / W27 )
GMAT:Total 720 (V36 / Q50 / IR6.0 / AWA4.5 )
海外経験:ロンドン(大学院、1年)

Why MBA?
当初は事業会社への転職を考えて活動を進めていましたが、
①人生を通して取り組みたいことは何か?
②そのために必要なスキルは何か?
③それらの必要なスキルを効率的に獲得できる場はどこか?
という点を検討する中で、コスト・リターン(金銭的・非金銭的)を考えて、受験を決意しました。

Why Fuqua?
受験校を選定する際に重視したのが以下の3点です。
1.ヘルスケアに強い
– HSMという長い歴史を持つプログラムがあり、カリキュラム(Hands-on project含む)・卒業生のネットワークが充実している
– ヘルスケア業界はプレーヤーが多岐にわたるが、バランスよくどのプレーヤーにもアクセスできること(授業・就活両面で)
2.General mgmtに強い
– 1年次は必修がほとんどでバランスよく学べて、「食わず嫌い」になることを防げる。
3.カルチャーとのFit
– コラボレーションやフィードバックを重視したカルチャーであり、リーダーシップ・コミュニケーションスキルを鍛える際に適している
– また、スクールビジットで在校生と話した際に一番アットホーム&自然体でいられました。感覚的ですが、いわゆる「フィット感」の1つだと思い、Fuquaへの志望度が高まりました。

受験プロセス
2018年1月:転職の道を断ち、留学の決意を固める。GMAT対策塾のサーチ開始
2018年2月:Affiance入塾
2018年4-5月:結婚式準備のため、スローダウン、TOEFLで上記の点数を獲得(その後も1-2回受けるが、GMAT・エッセイにシフト)
2018年6月:Jessica Kingにカウンセラーを決定、徐々にエッセイ準備に手を付ける
2018年8月:GMAT受験1回目(690(V32/Q50)、IR6.0、AW4.5)、夏休みを取得、GMAT集中勉強
2018年9月:GMAT受験2回目(690(V32/Q50)、IR8.0、AW5.0)、IRとAWAが上がったのでスコアはキープ、受験校をファイナライズ、1stで1校出願、2ndで4校出願を決定(全て米国)
2018年10月:GMAT受験3回目(720(V36/Q50)、IR6.0、AW4.5)、帝国ホテルタワーが急に明るく見えるようになる、GMAT受験の3日後に長男誕生、その日の深夜に1st出願校のインタビューをSkypeで実施
2018年11月:2ndに向けてひたすらエッセイを作成
2018年12月:暮れも迫る中、1st出願校より合格通知受領、ホッとした気分でクリスマスを迎える
2019年1月:2ndの出願完了、面接対策に移る
2019年2月:4校中3校からインビテーション・面接実施
2019年3月:Dukeから合格通知、受験終了

受験対策

全体
テスト・エッセイ・面接(対面コミュニケーション)と総合格闘技ですので自分として①何を武器に攻めるのか②弱みをどうカバーするのか、という点を考えました。
そのうえで、諸々の制約条件(特にお金と時間)を考慮して、自分なりに各項目をいつまでにどのレベルまで目指すのか、という点を(なんとなく)決めました。

私のケースを簡単に述べると、武器は豊富な研究・課外活動経験、計数能力、明確なキャリアプラン、弱みは短い職歴(職務上のリーダー経験)、低GPAでした。
そのため、GMATは700+αでGPAをカバーし、エッセイ/インタビューにて上記の武器をちりばめることで短い職歴の効果を薄めることを計画しました。
また、公私共に多忙を極めている中での1年間の短期決戦という状況を考えて、GMAT・エッセイに最も労力を投資しTOEFL対策の比重は少なくしました。

TOEFL/GMAT
本HPだけでなく、様々な受験生のブログにいろいろTipsは書いてあるのでそちらを適宜参考にされるとよいかと思います。
予備校に通う意義について考えられることもあるかと思いますが、私としては時間の効率化と仲間・ペースづくりという2点かと思います。
テストは採点方式に沿った解答方法があるようなので、それを最短ルートで身に着けることの良さと、つらい受験生活をのりきるインフラとしての効果にいくら払ってよいと考えるかという点が分かれ目かと思います。

エッセイ
基本的には自身のWhy MBAを軸に核となるキャリアプランをつくりあげた上で、各校の質問に合わせる形でアレンジしていきました。この幹と葉をつくるすべてのプロセスでカウンセラーのJessica Kingのサポートを受けています。
また特に葉の部分をリッチにするためにSchool visitや在校生へのメールを行い、そこでのストーリーをエッセイに組み込みました。
Fuquaのエッセイでは、Team Fuquaを含めたプログラム全体へのFit感とContributionを重視してエピソードを盛り込みました(25 Random Thingsは除く。25 Random ThingsはどちらかというとOnly oneのエピソードや面白さをメインにつくりました)。
GMATと並行して進めたのは息抜きとしてもよかったです。ただ出願ウェブページ上の、ミニエッセイを含めた様々な情報の準備・入力対応に予想外に時間がかかったので、ご注意ください。

インタビュー
エッセイ作成時のネタ帳をベースにネタの拡張とSTAR形式への整理を実施。またClear admitの過去の質問集の中から典型的な質問リストを作成し、適当なエピソードを選びました。
インタビューのカウンセリングはJessica Kingに加えて、Matthew Aldridgeにも依頼。異なる視点からFBをもらえるのは有難かったです。この二人は自信をもってお勧めできます。
回答内容のクオリティを一定担保できた後は、カウンセラーではなくSkype英会話や独り言にて練習しました。Fuquaのインタビューは、東京で卒業生の方と実施。面接というよりも会話調で自然体で行えたのがよかったと思います。

最後に
人によってペースは異なるかと思いますが、いずれにせよ仕事と並行しての長くつらい受験生活になるかと思います。ぜひ一助になれればと思いますので、学校のこと・受験のこと、ぜひ気軽にご質問ください。

以上