Class of 2021 – Case 1

プロフィール

留学形態:社費

勤務先:官公庁(と業務外でNPO等)

職歴:7年

職種:企画

大学名:慶応義塾大学

大学時代専攻:主専攻 都市計画、副専攻 教育・異文化コミュニケーション

GPA:3.67

TOEFL:Total103(R29 L28 S22 W24)

GRE:Total 318 (V 152 Q 166 AW 3.5)

海外経験:生まれてから3歳まで(アメリカ)

 

Why MBA?

・長く環境技術の社会実証プロジェクトの新規企画・運営に携わっていたのですが、いくら良い技術を開発・実証してもその後の事業化に苦戦することが多くありました。特に環境技術は普及して初めて意味を持つということもあり、技術の事業化のための包括的な知識が不足していることを痛感し、公的機関ではありましたが、そのような獲得することはその後のキャリアにも良いインパクトがあると考えました。

・キャリアのゴールとして、public, private, non-profitの3つの分野をつなぐTri-sector leaderになりたいという想いがありました。政府系機関での職務経験のほか、NPOも業務外で携わっていたので、唯一経験がなかったprivate sectorでの経験を補うため、MBAへの進学を考えるようになりました。

 

Why Fuqua?

・プログラム

MBAの中でも環境・エネルギー専攻があり、何よりプログラムが魅力的でした。環境学部とコラボレーションした授業があったり、EDGE(環境エネルギー)やCASE(ソーシャルイノベーション)、CASEi3(impact investment)など自身が学びたい分野のリサーチセンター・イニシアティブも充実しており、勉強しネットワークを広げる環境として魅力的だと思いました。

・リーダー像

仕事をする中で、これからの世の中に求められるリーダーは多様な人とコラボレーションし、それぞれの良さを引き出して導いていく人ではないかと考えていました。Team Fuquaはまさにそれを体現するコンセプトだと思います。また、自身のリーダーシップも今までそのような形でありたいと考え仕事をしてきたので、ベストフィットだと思いました。

・校風とコミュニティ

受験プロセスを通して出会ったFuquaの卒業生の方はどの方もsupportiveで、ただの一受験生に過ぎない私をとてもあたたかく応援し、前に進めるようにサポートしてくださいました。このようになりたいと思う方がたくさんいたこと、また、卒業生の方をそのように変えたFuquaに興味を持ったのもFuqua決めた理由の一つです。

とある卒業生の方がFuquaを、「人生で大切なことを教えてくれた、また、尊敬できる大切な人たちに出会わせてくれたまさにLife Schoolだ」とおっしゃっていました。そのようなコミュニティを作り出すFuquaの教育プログラムに興味を持ちました。また、Fuquaで学んだ後、いつかはそのようなコミュニティを作り出せる人になりたいと考えています。

 

受験プロセス

2017年12月 社内選考応募(2回目)

2018年1月  社内1次選考(書類)突破

2018年6月  社内2次選考(面接)受験→あまりの詰められ具合に落ちたと思う

(6月~8月まで土日含め超繁忙期のため一時停止)

2018年9月中旬 社内選考無事突破

2018年10月 GMAT勉強開始(遅すぎるので真似しないようにしてください)

2018年11月 目標点数は足りませんでしたが、業務の都合で土日もなく、TOEFL 103点で打ち止めとすることに。

2018年12月 GMATまさかの630点。コンサルタントと相談し、3rdを睨みつつ、2ndも出すことに。

2019年1月  GMATからGREに転向。点数差し替えのためGRE受験を続け、随時差し替える。

→2ndでFuqua含む5校に出願。

→5校からinterview invitation

2019年2月  面接準備開始

2019年3月  Fuqua面接

→Fuquaはwaitlistに。

他の学校に行くことも考えましたが、Fuquaが第一志望だったので、Fuquaのwait対策を頑張ることに決めました。

卒業生の方にwait対策を相談したところ、合格者+卒業生向けのイベントに参加出来ることに。resumeや仕事の成果をまとめた資料を持参し、出席されていた卒業生の方々に相談して回りました。また、essayの骨組みなども卒業生の方に相談しつつまとめていきました。

2019年4月 1.仕事と業務外活動の成果をまとめた資料、2.Why Fuqua?のessay 3.再度GREの差替の点数を提出

→他に合格を頂いていた学校があったので3rdで1校のみ出願。

2019年4月下旬 Fuqua合格(学費減免措置付き)

(最後まであたたかくサポートしてくださった卒業生の方のおかげです。)

 

受験対策

TOEFL

Reading、Listening、Writing:インターネット上にある問題を解いたのみです。Reading, Listeningは27~30点で安定していました。Writingは対策をもう少しすればよかったと思っています。

Speaking:点数が伸び悩んでいたので、某予備校の短期集中講座に通いました。今思えばインタビュー準備を早く始めればTOEFLも相乗効果でもっと伸びたのではないかと思っています。

 

GMAT・GRE

MBAだったらGMATという訳ではなく、GREでも特に差別せずに見てもらえます(学校によりますが)。自分がどちらの試験に向くかを考え、選択することを強くおすすめします。

*GMATはオンラインの塾に行きましたがあまり効果なく、また、時間がない中試験にも向かず散々でした…。

GREの対策は以下のとおりです。

Verbal:RCのみ大手町の予備校に通いました。単語はinstant word powerで語源を覚えた後にフラッシュカードで暗記+過去問をやる中で出てきた単語をノートに書いて暗記したところ、スムーズに覚えられました。

Math:Magooshと過去問をひたすら解きました。(が、元来ケアレスミスが多い人なので理系なのですが思ったより上がらず…数学とはちょっと違った頭の使い方が必要です)

AWA:ネット上のテンプレを使ったくらいです。

 

Essay

お願いしていたコンサルタントの方と相談しつつ、書いていきました。コンサルタントの方との対話の中でうまく自分の良さを伝えられるように

Fuquaのessayは特殊かつ字数が少なく、自分のPRをするのが難しいです(と卒業生の方もおっしゃっていました)。今思えばもう少し戦略的に想いが伝えられるようなessayを書くべきでした。

 

推薦状

直属の上司、一番下で長く働いた上司の2名にお願いしました。

 

インタビュー

・コンサルタント

メインコンサルタントを1名置き、そのほかタイプの違うコンサルタントの方に模擬面接をお願いしました。その他、契約していたオンライン英会話でこの設問を聞いてほしいとリクエストして聞いてもらいました。

面接官がどのようなタイプかわからないので、メインを一人置きつつ、違うタイプの方に何人かお願いした方が良いと思います。

・準備方法

Clear admitやVinceprep.com、コンサルタントが持っている情報を参考に、よく聞かれる設問についてノートに要点を書き準備しました。設問ごとにどのような要素を入れなければいけないかを考え、その要素が回答に入るようにしました。また、Fuquaは卒業生と対面で面接でしたが、その他にSkype面接の学校もあったため、対面とSkypeを織り交ぜて練習しました。

 

最後に

私は準備期間がかなり短くかつ出張で土日も使えず、波乱万丈な受験プロセスでした。そのため、受験プロセスはぜひ反面教師として参考にしていただければと思います。

精神的にも追い詰められた受験生活でしたが、その激動の中で学んだのは、他者を信頼して助けを求め、熱意を失わなければ夢は叶うということでした。また、これほどまで、今までの自分のキャリアを振り返り、これからどこに向かいたいのか考えた時間、人のあたたかさに触れた時間はなかったと思います。

自分が卒業生の方はじめいろいろな方に助けていただいた分、今度は自分が助けられる人になれればと思っています。

もしこちらをお読みの方でサポートが必要な方がいらっしゃいましたらいつでもお気軽にご連絡いただければと思います!お待ちしています。