Yohei Okino

Class of 2018(私費)

Amgen
Marketing Manager, Commercial Leadership Program
Los Angeles, CA
(2018年9月現在)

Summer Internship: 外資系コンサルティングファーム、外資系製薬会社(マーケティング)

Before Duke: 外資系ヘルスケア企業にて医療機器の営業職を5年

Undergraduate: 慶應義塾大学 文学部

写真は左から2番目

現在はカリフォルニア州のThousand OaksにあるAmgenという製薬会社にて医療用医薬品のマーケティングマネージャーとして働いています。カントリーではなくグローバル規模での製品のライフサイクルマネジメントを担当しているため、社内のあらゆる部署との協働はもちろんのこと、各region(北米、欧州など)における提携先の製薬企業と協働する場面もあり、まさにFuquaで培った「チームで結果を出す力」を発揮することが求められる仕事に取り組んでいます。自分自身、Fuquaに入学した当初はUSに残って働くことは想像もできませんでしたが、Fuquaで国籍やバックグランドの異なる多くの友人と切磋琢磨する日々を過ごしていく中で、海外での職務経験を積むことで更に自分の視野を広げ、能力をストレッチしたいと思うようになり今の会社を選びました。今USで日々順調に仕事に取り組めているのもFuquaでの二年間を通してハード・ソフト両面のスキルをしっかり磨けたからだと感じています。Fuquaはまさに自分の将来のキャリアの可能性を一気に広げてくれた場所であり、そこでの二年間は人生でも最も意味のある時間でした。MBA受験は様々な苦労が伴いますが、是非一人でも多くの人に私がしたような”Life changing”な経験をFuquaでして頂けると卒業生として大変嬉しく思います。

 

卒業してみて思うFuquaの良さ(今思うWhy Fuqua

卒業して感じるFuquaの良さは、Team Fuquaという一言に集約されると感じています。在学中に授業や様々なイベントを通してチームワークが試されるのはもちろんのこと、卒業してからもそのTeam Fuquaの精神を持ち続けている卒業生が多く、公私ともに助け合う文化があります。例えば私が就職活動で現在の勤務先にアプライした際には、何人ものアラムナイが私のために時間を割いて会社のビジネスやキャリアについて話をしてくれました。逆に私が勤めだしてからは在校生からの依頼があれば必ず時間をとって話をしています。一見普通のことのようにも思えますが、Fuquaという共通点しかない全くの見ず知らずの他人がこれだけの協力をしあうのはすごいことであり、これこそまさにFuquaのDNAなのではないかと感じています。他のビジネススクール出身の友人によると(もちろん全てのスクールではないと思いますが)、卒業生にLinkedInを通して接触してネットワーキングをしようとしてもなかなか反応が返ってこないということも多いようですが、私はFuquaの卒業生にコンタクトをして反応が返ってこなかったことが一度もありません。それだけ卒業生が在校生を助けようという気持ちを強く持っているということの証であり、卒業してもTeam Fuquaの一員であり続けているということなのだと思います。

 

Fuquaでのエピソード

一番印象に残っているのはJapan Trekですが、すでに他の卒業生が述べているため私は敢えて苦い教訓となったFCCPでの体験を挙げたいと思います。(FCCPの説明についてはFuqua HP及び在校生ブログを参照ください)

FCCPは所謂クライアント先の企業や団体に対して5名前後のチームでコンサルティングをする授業です。ある意味でUSで働くことを疑似体験できるような環境でしたが、ここで私は英語の壁に加え、自分が自信を持てない場面で時折出てしまう悪癖である消極性が出てしまったこともあり、チームにあまり貢献できませんでした。この経験から得た教訓は

  • とにかく自分の理解が追い付くまで質問をして、常に自信を持ってアウトプットを出せるような環境を自分で作り出す必要がある
    • 英語の壁と日本人特有の遠慮が邪魔をして「こんなこと聞いたらどう思われるのかな?」と躊躇して分からないことをメンバーやクライアントに聞けない場面が何度もありました。その結果どんどん分からないことが増えていき、チームの取り組んでいるタスクやディスカッションでどんどん遅れをとる悪循環に陥ってしまいました。しかし実際はUSではどんな低レベルの質問をしても嫌がられたり変な目で見られることはほとんどありません。むしろ分からないまま質問せずに、後になってそれが原因でチームに貢献できないほうがよっぽど白い目で見られます。この経験から、日本人的な恥を捨ててどんどん分からないことを質問し、自分がきちんとパフォームできるような環境を自分で作っていくことが重要であることを学びました。

 

  • Be proactive
    • これは上の内容に重複する部分もありますが、とにかく積極的にミーティングなどの場面で意見を述べることが大事であることを学びました。というより、USではミーティングなどで黙って聞いているだけだと出席していないのと同じようにみなされます。逆に発言内容の質の良し悪しを判断されることは日本に比べて少なく、とにかくアウトプットしていくことでその発言が内容の良しあしに関わらず他の人の発言を促し、議論全体が活発になっていきます。

FCCPをやっていた頃は自身がうまくチームに貢献できなかったこともあり悔しい思いをしましたが、FCCPを経て得た上記のような教訓が今USで働いているなかでとても自分の役に立っていると感じています。

 

ノースカロライナでの生活について

独身で留学しましたが、ノースカロライナは住みやすくとても気に入っています。田舎とはいえ美味しいレストランやバーもいくつもありますし、何といっても生活費が都市部とは比較にならない安さなので懐にやさしいです(私費には超重要)。また、自然が豊かな場所なので様々なアウトドアアクティビティをするにも事欠きません。もちろん都市部のスクールに留学すると都市部なりの良さは間違いなくあると思いますが、都市部や観光や出張でも訪れる機会があるので、ある意味そこでの暮らしを疑似体験することはそう難しくはありません。一方でノースカロライナは観光でも出張でも恐らくほとんどの日本人の方が訪れる機会がない場所ですので、まさにDukeに留学するからこそできるアメリカの田舎暮らしを経験できます。私は留学前までは田舎よりも都会派でしたが、ノースカロライナに住んでからはすっかり田舎を気に入ってしまいました。それくらい素晴らしい場所ですので、是非都会派の方も食わず嫌いせずに検討されてみてください。

 

MBA受験をされている方へ

スコアメイクももちろん大事ですが、ゴールとビジョンを明確にするためにも学校のリサーチにじっくりと時間をかけるのが良いのではないかと思います。具体的には公式HPをはじめ、本サイトのような日本人在校生ページを通して基本的な情報を収集すること。そして実際に在校生及び卒業生に生の声をどんどん聞くといいのではないかと思います。どのスクールの在校生、卒業生も快く話をしてくれると思います。少なくともFuquaの在校生、卒業生に関してはそうであることはお約束できます。

 

今から進学(Fuquaに限らず)される方へ

MBAの二年間はあっという間に終わってしまいます。勉強はもちろんのこと、友達との時間や趣味の時間も存分に楽しんでください。私はDukeのバスケの試合を一回だけしか観に行かなかったことを卒業してから非常に後悔しています。。。

 

最後に

このページをご覧になっている方のほとんどはMBA受験を目指して準備されている方やMBA受験に興味がある方ではないかと推察します。多くの受験生にとってMBA受験はお金、時間、体力、精神の四つを削りながら地道に進む非常に辛い道のりではないかと思います。私自身もMBA受験に費やした期間はおそらく人生で一番しんどい時間でした。しかし、その努力は諦めない限り必ず報われますので、合格を勝ち取るまで諦めずに取り組まれることをお勧めします。冒頭で述べた通り、少なくとも私にとってFuquaでの二年間は人生でもっとも意味のある充実した、まさに”Life Changing”な二年間でした。他にも素晴らしいビジネススクールはたくさんありますが、Fuquaでの二年間は何物にも代えがたい財産になることを卒業生としてお約束します。是非ビジネススクールへの合格獲得に向け頑張ってください。そしてその中からFuquaを選んで頂けるとこれ以上の幸せはありません。