Takuya Sato

Class of 2015(私費)

McKinsey & Company
Tokyo, JP
(2018年10月時点)

Summer Internship:Google(東京オフィス)、DuPont(アメリカ本社)、Boston Consulting Group(東京オフィス)

Before Duke: 富士通株式会社

Undergraduate:立教大学 経済学部

 

Fuquaにおける就職活動について

初めまして。Class of 2015の佐藤です。Fuqua卒業後は、マッキンゼーの東京オフィスでコンサルタントとして働いています。私は、日本で生まれ育ち、大学卒業後、日系の会社で働いていましたが、自分の可能性をより追求したいと思い、私費にてFuquaへ留学をしました。他の卒業生もFuquaの魅力をそれぞれの観点で書いていますが、私の場合はMBA留学の大きな目標の一つであったキャリアチェンジに、Fuquaの経験がどう役立ったかを中心に記載します。卒業後、MBAのキャリアチェンジについて受験生から相談を受けることがあり、学校選択に関して、少しでも参考になれば幸いです。

Fuquaは就職活動において先輩や同級生がお互いを助け合うマインドが強い

私費でMBA留学をすると、まずは1年目の終わりのインターンシップ獲得に向けて活動します。日本でのインターンに関しては、投資銀行などは留学前から始まりますが、主には11月頃に行われるボストンキャリアフォーラム(BCF)が最初の目標になり、その後、年明からコンサルの面接が開始します。MBAの就活では、学校のブランド、前職等のバックグラウンド、入学してからの面接に向けた準備、が大切になると思います。

学校のブランドはアメリカの学校であればTop15くらいまでに入っていれば特に問題ないです。学校のブランドとバックグラウンドは変えられないので、入学してからインターン獲得の可能性を高めるには、面接に向けた準備が大切になります。Fuquaは先輩からのサポートが手厚く、私の場合は、渡米前に2年生から就活のスケジュールや準備方法を教えて頂き、入学後も、9月から2年生に毎週1時間をもらい、面接の練習をしました。同級生もお互いにサポートマインドが強く、勉強・ソーシャライズと忙しい中、毎週2回、30分間お互いケース面接の練習をしました。他校だとお互い牽制しあって協力しないケースもあると聞いたのですが、Fuquaでは無縁でした。11月のBCFに向けては、9月から先輩と同級生で面接の準備をし、BCF本番の3日間の面接や説明会の出席スケジュールも事前に考え抜き、オファーをもらいたい会社の優先順位も先輩と議論して挑みました。BCF最中も会社から当日の夜にディナーの誘いが入り、どの会社を優先するか即決する必要がありますが、迷った場合には先輩に電話をしてアドバイスをもらいました。結果として、十分な準備をできたこともあり、私も含めて同期の私費組は希望のインターンシップをしっかりと獲得できました。

また、私は日本に加えて、アメリカでもインターン獲得のため、BCF終了後のアメリカにおける就職活動もしました。ここでもアメリカ人や外国からの留学生とレジュメやカバーレターをお互い修正し合いました。日本人だけでなく、海外の学生とも変に牽制し合うことなく、お互い協力した後は、結果は結果という成熟した考え方の人が多く、気持ちの良い関係でした。就職活動のような大切な局面でも狭い視野にならずお互い協力してWin-winを実践できるかは、ある意味とても難しいですが、Fuquaの学生は気持ちがいい程に実践でき、まさにTeam Fuquaで、本当に助けられました。

私自身も自分の経験を次の後輩に伝えるべく、卒業後はFuqua進学者向けの就職セミナーを開催し経験を伝えました。こうしてFuquaの助け合うカルチャーになっていくのだと実感しています。

学校も学生のキャリアチェンジに対する熱意をサポートしてくれる

30代中盤で私費留学したこともあり、大きくキャリアを変更する最後のチャンスだと思い、インターンでは自分の興味ある外資系テクノロジー会社、コンサルティング会社、業種に拘らずアメリカでもインターンをしたいと思っていました。実際にインターンをして肌感覚で納得した上で、自分の次のキャリアを決めたかったのです。Fuquaの先輩・同期の助けもありインターン自体はアメリカ含めて8社程頂いていましたが、3社やるとなると、どう調整しても約20週間が必要でした。通常は1年目の授業が終わる6月くらいから2か月間くらいやるのですが、私の場合は足りなく、1年目の授業が終わる前の4月から開始する必要がありました。ただ、私費留学でもあり、どうしても3社やりたく、前倒しでインターンを出来ないか学校に相談しました。他校では1年目が終わる前のインターン開始は認められない場合もあるみたいですが、Fuquaは私の状況や熱意を理解してくれて1年目の最低限必要な単位取得を条件にインターンの前倒し開始を認めてくれました。お陰で留学前にやりたかった3つのカテゴリーで実際にインターンして、自分の中の優先順位も明確になり、卒業後のキャリアチェンジの選択に対して確信が持てました。

また、FuquaはCareer Management Centerという就職支援組織があるのですが、アメリカの就職活動においても集中的に面接の練習を提供してくれるなどかなりサポートしてくれました。

Fuquaでの学びは戦略コンサルティング会社でも大いに役立つ

卒業後3年ほどコンサルティング会社で働いていますが、Fuquaでの2年間は本当に役立っていると実感する日々です。

まず、Team Fuquaのマインドセットです。戦略コンサルティング会社では3-4人のチームでクライアントの難しい経営課題解決をサポートします。各コンサルタントがファクトに基づいた論理的なポジションを取りつつ、チームでもお互いをサポートしベストのアウトプットを出す事が大切です。Fuquaでは2年間ほぼ全てのクラスが5-6人のチームで毎回のクラスでアウトプットを出しますが、各学生が人任せにならずオーナーシップを持って、かつ独りよがりになりませんでした。他校では、一人が全部課題をやるような持ち回り制があると聞いたことがあります。Fuquaでは1年目のコアチーム組成時にチーム全体や各メンバーにとっての成功の定義を真剣に話し合い、言語化します。それをセメスター毎にチームで振り返って改善点を話し合います。そのようなプログラムによって、2年生の最後の授業までチームでアウトプットを最大化する事が習慣化するのだと思います。

次に、実践プログラムでの経験です。FuquaはGeneral managementスクールとしてマーケティングやファイナスなどバランスよくレベルの高い教授がそろっているのも魅力ですが、Fuqua Client Consulting Practicum (FCCP)などの実践プログラムも豊富です。私の場合は、FCCPでドイツ人や台湾人の学生と、地元のテクノロジースタートアップのマーケティング戦略構築のプロジェクトに入りました。チームにはコンサル経験者もいて、実際に授業で学んだ内容を実際のプロジェクトで実施し、クライアントからフィードバックをもらう良い経験ができました。アメリカのスタートアップに対してグローバルなチームでコンサルでき、コンサルへのキャリアチェンジという意味でとても良い準備が出来たと思います。

最後に、学校内外での学生同士の密なコミュニケーションによる異文化理解です。Fuquaはダーラムという大きすぎない丁度良いサイズの街にあります。学生の多くは同じマンションに住むので、学校内外でかなりの時間を共に過ごします。マンションでは毎晩どこかの部屋でホームパーティーが開かれています。そのような環境なので、各国の学生達の特徴がよくわかります。例えば「南米って各国同じだと思っていたけど、ブラジルとアルゼンチンは意外とノリが違うんだな」とか「インド人は一見内輪で固まりがちだけど、こっちから積極的に意見を言うと受け入れてくれるんだな」とかです。今のコンサルティングでは、海外の人と働くことが多いのですが、各国の文化や特性が感覚的にわかることは、短期間で人間関係を構築してアウトプット出すためにとても役立っています。

 

MBA受験をされている方へ

受験生の多くは20代中盤から30代中盤だと思いますが、新卒時の就職とは違い、ある程度の社会人経験を経てから、自分の将来のキャリアを考えたり、自分の過去を振り返って、自分がどういう人間で、何が嫌いで何が好きなのかを理解することは、長い人生を考えると大切な取組だと思います。私自身もMBA受験はとても苦労しましたが、Fuquaでの留学を振り返ると本当に貴重な経験で、特にキャリア面で人生が大きく変わったと思います。もし、ご自身の次のステップでMBA受験を決意された方は是非、スコアメイクやエッセイなど、仕事をやりながら大変だと思いますが、最後まで頑張って頂ければと思います!